真性包茎手術を受ける人は増えている
仮性包茎とは異なり、真性包茎は亀頭が完全に包皮に覆われた状態のことを言います。このままだと見た目が子供のペニスのようでかっこ悪いだけでなく、大変不衛生です。そこで最近は専門クリニックにおいて包茎手術を行う人が増えています。真性包茎の場合は健康保険が適用されるので、費用が比較的安くできるのも真性包茎の手術を行いやすい理由となっているようです。
ただ、健康保険が適用される手術方法は限られており、傷跡が残りやすい傾向があるために、あえて高額でも自由診療の手術法を選択される患者さんも少なくないようです。どのような方法で手術を行うかは、最初のカウンセリングのときによく相談する必要があります。
クリニックによっては、すべて保険適用外の自由診療のみのところもありますので、予めどのような真性包茎の手術を行うことができるのか調べておくことをおすすめします。大切な部位の手術なので、お金の安さだけで判断しないほうが良いでしょう。
ペニスの根本の包皮をカットする陰茎根部切除法とは
真性包茎手術の一つに、陰茎根部切除法と呼ばれるものがあります。バックカット法とも呼ばれ、亀頭直下法のように亀頭周りの包皮を直接カットするのではなく、ペニスの根元の部分をカットするのが、この陰茎根部切除法です。なぜペニスの先端ではなく根本の皮をカットするのでしょうか。それは術後の状態を意識しているからです。
陰茎根部切除法ではペニスの付け根部分の一部の皮を切除した後、包皮全体を下にずらして縫合します。亀頭周辺の包皮を切除するのに比べて、傷跡は陰毛によって覆われてしまうために、外からはほとんど分からなくなるメリットがあります。
また、包皮が自然な形で剥けるので、見た目が自然です。ただし、包皮輪が小さいと、この陰茎根部切除法を行うことができないこともあります。仮性包茎は問題なく行うことができますが、カントン包茎などは行うことができません。手術時間は20分程度で、入院の必要もありません。
まとめ
真性包茎は見た目の問題はもちろん、不潔になりやすいのでできるだけ早く包茎手術を行う必要があります。手術の方法にはいくつかの種類があり、環状切開法のように健康保険を使って安くできる方法や、見た目の綺麗な仕上がりを望む場合は、保険適用外となりますが環状切開法よりも良い方法なども選択可能です。
その一つが陰茎根部切除法で、ペニスの根本の包皮を丸く切除し縫い合わせます。これにより傷跡が陰毛などに隠れて目立ちにくくなります。