真性包茎で困っていて手術したい場合には?
亀頭に完全に皮が被ってしまい、無理に剥そうとすると痛みや出血が伴う状態の包茎を真性包茎と言います。この真性包茎を完全に治したい場合には、保険適用の手術では環状切除法や子供時分の時のみ適用可能な背面切開法で治療する事になりますが、傷跡等が気になる場合は保険適用外の手術を模索する事になります。その場合は亀頭直下法や性感帯温存法、後は両方の特徴を組み合わせた亀頭下性感帯温存法等が出て来ます。
そして狭窄部削除法も自由診療範囲内での手術となります。別名でクランプ法とも言って、手術前に包茎用の機械に、包茎の余剰な皮部分を被せつつリングで皮部分を固定して、後はリングより先の皮部分を随時削除していきます。
包茎の手術に慣れていない医師の為に開発された方法であり、手軽さという面ではメリットも否めませんが、狭窄部削除法では綺麗な仕上がりにならない目算が高いです。皮の長さや厚み等の個人差の問題があり機械で一律に行うのは難しい部分があります。他にもリングの力が相当強いので一部皮膚が挫滅してケロイドになってしまうリスクも出て来ます。
真性包茎の手術の前に病院の特徴を知っておきましょう。
真性包茎とカントン包茎、仮性包茎の3種類のどの包茎を治療する場合にも共通ですが、1番理想的なのは泌尿器科と形成外科の両方の技術を兼ね備えたドクターがいる病院で手術する事です。他にも、試験や論文発表等の難しい条件をクリアした泌尿器科の専門ドクターの在籍等も、確認出来るとより望ましいと言えます。
通常、泌尿器科の視点では真性包茎の手術において、機能面を重要視し見た目は二の次になる事が多いです。その結果真性包茎の手術をした結果、性器がツートンカラーになってしまう事等が起き、包茎が心理的コンプレックスだった人が新たなコンプレックスを持ってしまう事等も無いではありません。そういった問題を考慮するならば、出来るだけ2つの診療科の技術を持ったドクターのいる病院での手術が確実になってきます。
条件を満たしている条件の病院の絶対数は少ないのですが、その場合は泌尿器科か形成外科の2つの選択肢から、専門医が在籍する所を探す様にして下さい。排尿時や性行為面の機能面が特に重要ですので、最初に探すべきなのは泌尿器科と考える事もポイントです。
まとめ
狭窄部削除法は、保険適用外の方の手術であり別名でクランプ法とも言います。包茎用の機械に余剰分の皮を集めてリングで圧迫した後リングから先の部分を切除します。ただ、手軽さという面ではメリットがありますが、傷跡がケロイドになりやすい等のデメリットも出て来ます。
より安全な手術等を追求したい場合は、出来れば泌尿器科と形成外科の両方の技術を持つドクターの在籍する専門病院を探す様にして下さい。ちなみに、排尿や性行為の機能に問題が無い事を前提にしつつ、見た目を気にするという順番を忘れない事も重要です。